【2019年11月に加筆修正しました】
みなさんこんにちは!
台湾への旅行の際、みなさんはどの航空会社を利用されていますか?
日本から台湾までは片道およそ3時間の空の旅となりますが、3時間くらいなら「格安航空のLCCで十分!」と思われている方も多いのではないでしょうか。
スーちゃんも日本ー台湾間の移動にはしょっちゅうLCCを利用しています。
そして運がかなりいいのか、国際線のLCCで遅延や欠航によるトラブルに見舞われたことがありません。
なので、今でも日本ー台湾間の航空券を探す際には積極的にLCCで調べます。
しかし、LCCで悩ましいのは荷物の量に制限があるということですね。
もちろん料金を払えばいくらでも荷物を預けられますが、節約したいからLCCに乗るのに、荷物で超過料金を払うなんてばかばかしい。。。
そこで、今回は格安航空LCCの預け荷物について解説していきます!
ぜひ台湾旅の参考にしてみてくださいね♪
目次
LCCとは?
LCCとは“Low Cost Carrier”の略称で、効率化された運営により運賃費用を低価格にした航空会社のことです。
ANAやJALなどの一般航空会社と格安航空であるLCCの違いは、航空券の安さだけでなく、サービスなどにも違いがあります。
そこで、一般会社とLCCのサービスの違いを簡単にまとめてみました。
- LCCは航空券の変更や払い戻しの制限が厳しい
- LCCは一般航空会社よりも座席が狭い
- LCCは一般航空会社では無料サービスとして受けられる食事や飲み物の提供、エンターテイメントのサービスが有料
- LCCは預け荷物や座席指定が有料
このように、LCCは一般航空会社よりも航空券が割安なため、サービスが限られています。
また、LCCは効率化された運営により少ない機体数で運航を行っています。
そのため、機体の準備が整わず遅延や欠航が起きやすいことでも有名です。
日本ー台湾間にはどんなLCC航空会社が就航しているの?
それでは、日本ー台湾間に就航しているLCC航空会社にはどのような会社があるのかご紹介していきます。
そして、各航空会社の手荷物と預け荷物についても詳しく解説していきます。
Peach(ピーチ)
Peachは、関西国際空港を拠点にしている日本の格安航空会社で、ANAホールディングスの連結子会社です。
台北までの直行便は、2019年11月現在札幌・東京・大阪・仙台・福岡・沖縄からとなります。
高雄までの直行便は東京・大阪・沖縄からとなります。
※2019年6月に、LCC航空バニラエアと統合したPeachは、バニラエアが就航していた台湾行きの路線を引き継ぎました。そのため、成田発と関空発のバニラエア路線はターミナルが変更となっているので注意しましょう。
2018年10月28日搭乗分より、Peachの『受託手荷物料金』と『機内持込手荷物条件』が改定されました!
持ち込める荷物の重さや手数料の変更がありますので、2018年10月28日以降にPeachに搭乗予定の方は注意しておいてくださいね。
Peachの受託手荷物について
Peachの受託手荷物料金は以下のようになります。
航空券のプランによって受託手荷物料金は変わってきますので、航空券予約時には自分の航空券がどのプランかを確認するようにしてください。
【出典:Peach公式ホームページ】
日本から台湾までの路線は、Zone Bとなります。
- 1つの預け荷物の重量は20kgまでとなっており、荷物の3辺の和が203cm以内となっています。
- 重量超過荷物とは、20kgから32kg以下の荷物のことです。
※Peachの受託手荷物の表の見方は、“インターネットで予約”の場合、例えばスーツケース1つを受託手荷物として預けたい場合は1個目の値段で3,200円です。
もしもスーツケースとサブバッグを預けたい場合には、2個の手荷物預けとなりますので、1個目と2個目の受託手荷物料金で合計6,400円が請求されます。
空港のチェックインカウンターで受託荷物を計測した際、航空券予約時に予約した預け荷物の重量よりもオーバーしてしまった場合には、追加で受託手荷物料金を支払わなければなりません。(上記の表の“空港カウンターで予約”の料金が請求されます。)
空港のチェックインカウンターでの追加料金の支払いはクレジットカード払いのみの受付となりますので、注意しておきましょう。
Peachの機内持込手荷物について
Peachの機内持込手荷物の条件は以下のようになります。
2018年10月28日搭乗分より、機内に持ち込める手荷物の重量が合計7kgまでとなりました。
以前は10kgの荷物を機内に持ち込むことができたのですが、3kgも減ると荷物のパッキングに悩みますね。
また機内に持ち込める手荷物の数は2つまで、一つの荷物の3辺の和が115cm以内で、各辺が50cm×40cm×25cm以内となっています。
Jetstar(ジェットスター)
ジェットスターは、オーストラリアのメルボルンに拠点を置く格安航空会社で、カンタス航空の子会社です。
台北までの直行便は東京・大阪からとなります。
Jetstarの受託手荷物について
Jetstarの受託手荷物は15kg以内から購入することができ、5kgずつ追加重量を選ぶことができます。
- 最大で一人40kgまでの受託手荷物を預けることができますが、一つの荷物の重量は32kgまでとなります。
- 32kgを超える場合、荷物を2つに分ける必要があります。
例:【東京ー台北】のインターネットでの予約時
【出典:Jetstar公式ホームページ】
日本国内から台湾へのフライトでは、路線と航空券購入時期によって受託手荷物手数料が異なりますので、公式ホームページがチェックしてください。
また、空港のチェックインカウンターで受託手荷物量が超過してしまった場合、追加の超過手数料を支払わなければなりません。
Jetstarは手荷物の重さの超過にとても厳しいことで有名です。
以前スーちゃんも国内線でJetstarを利用した際、受託手荷物の重さが200gオーバーしてしまいました。
200gなら大丈夫かなと思ったのですが、チェックインカウンターでは『NO!』と言われ、超過料金を払うか、荷物を出すように言われました。
スーツケースからフェイスタオル1枚を取り出し、その場はどうにか手荷物を預けることができましたが、Jetstarのチェックインカウンターではこのような光景をよく見かけます。
受託手荷物はチェックイン前に正確に重さを測り、預けるようにした方がいいですね。
Jetstarの国内線での受託手荷物超過手数料は1kgごとに800円、国際線ですと日本までが1kgごとに1,500円、台湾までが1kgごとに600台湾ドル(およそ2,100円)にもなります!!
Jetstarを利用される際には、この受託手荷物をきちんと計測し、航空券の予約の際には少し余裕を持って荷物量を購入することをおすすめします。
Jetstarの機内持込手荷物について
Jetstarの機内持込手荷物は、
エコノミークラス
- 合計7kgまでの荷物で、個数は2つまで。
- 1つの荷物の大きさは56cm×36cm×23cm以内まで。
ビジネスクラス
- 合計14kgまでの荷物で、個数は3つまで。
- 1つの荷物の重さが7kg以内。
- 1つの荷物の大きさは56cm×36cm×23cm以内まで。
また、エコノミークラスの機内持込手荷物について、嬉しいオプションがあります。
運賃タイプ「Starter FlexiBiz」をお選びいただくか、「+3kgオプション」を追加すると、機内持込手荷物が10kgまで持ち込めるようになります。
機内にパソコンなどの壊れ物や大切なものを多く持ち込みたい場合などの際には、ぜひこの「+3kgオプション」を利用しましょう。
※「+3kgオプション」の申し込みには人数制限があり、先着順の受付となりますので、ご利用の際には早めに申し込むようにしましょう。
タイガーエア台湾
タイガーエアとは、もとはシンガポール航空が出資して設立され、現在はスクートと統合している格安航空会社です。
その提携会社として、チャイナエアラインとタイガーエアウェイズが合弁しタイガーエア台湾が設立されました。
台北までの直行便は東京・大阪・名古屋・函館・旭川・小松・花巻・仙台・茨城・岡山・佐賀・福岡からとなります。
高雄までの直行便は東京・大阪・名古屋・沖縄からとなります。
タイガーエア台湾の受託手荷物について
タイガーエア台湾の受託手荷物規定は以下のようになります。
- チケットタイプ“Tigersmart”もしくは“Tigerpro”は受託手荷物20kgが無料。(追加購入可能)
- 預け手荷物の1つの重さは30kgまで。
- 荷物の3辺の和が203cmで、1辺の長さが120cm以下。
受託手荷物料金(チケットタイプがTigerlightの場合)
【出典:タイガーエア台湾公式ホームページ】
こちらの表は日本から台湾、台湾から日本への路線の受託手荷物の料金です。
タイガーエア台湾の機内持込手荷物について
タイガーエア台湾の機内持込手荷物は、
- 合計で10kg以内、荷物は2つまで持ち込むことができます。
- 1つの荷物のサイズは54cm×38cm×23cm以内です。
SCOOT
スクートは、シンガポールのチャンギ国際空港に拠点を置く格安航空会社で、シンガポール航空の出資により設立されました。
台北までの直行便は東京・札幌からとなります。
高雄までの直行便は大阪からとなります。
スクートの受託手荷物について
スクートには4つのチケットタイプがあり、“フライ・バッグ”と“フライ・バッグ・イート”は受託手荷物20kgが無料、“スクートビズ”は受託手荷物30kgが無料となります。
もちろん追加で受託手荷物を購入することもできます。
また、チケットタイプ“フライ”には受託手荷物は含まれていませんので、手荷物を預けたい場合は事前に購入しておくようにしましょう。
そして、受託手荷物のサイズは3辺の和が158cm以内のものに限ります。
受託手荷物の料金
【出典:スクート公式ホームページ】
こちらの表はチケットタイプ“フライ”にて受託手荷物を購入する際のものです。
スクートの機内持込荷物について
スクートの機内持込荷物規定は以下のようになります。
- 荷物のサイズは54cm x 38cm x 23cm以内で、3辺の合計は最大115cmとなります。
- 追加で機内持込手荷物のオプションを追加すると、+7kgの荷物を機内に持ち込むことができます。
機内持込荷物の詳細
チケットタイプによって機内に持ち込める荷物の重さが異なりますので注意しましょう。
荷物を預ける際の注意点
荷物を受託手荷物として預ける際には、荷物の中に入れてはいけないものがあります。
- ポータブル充電器
- リチウム電池
- ライター
- 高圧ガス
- 引火性液体
- 火薬類(花火やクラッカー)
- リチウムイオンバッテリー
以上のような危険物は預け荷物の中に入れることはできません。
ポータブル充電器やリチウム電池、ライターは機内に持ち込むようにしましょう。
それ以外の危険物は手荷物カウンターに預けるか、保安検査場に設置されている廃棄箱へ入れましょう。
※空港のチェックインカウンターで受託手荷物を預け、チェックインを終えた後でも、空港内のアナウンスにはよく耳を傾けておきましょう。
手荷物を預けた後、空港の係員が荷物のチェックを行う際に荷物の中に危険物がある疑いがある場合、搭乗者とともに預け荷物の再確認が必要となります。
もしもこのアナウンスを聞き逃し、預け荷物の再確認を行うことができなければ、飛行機への搭乗ができない恐れもあります。
機内持込荷物の注意点
機内持込荷物について、空港のチェックインカウンターで手続きを済ませ、荷物検査の際に困った!ということにならないよう、ぜひ注意しておいてもらいたいことをお話します。
液体やジェルの機内への持ち込みは規定量以上は禁止
液体やジェルの機内持ち込みは、各空港でそれぞれ規定がありますが、ほぼ以下のような規定があります。
- 液体やジェルなどを機内へ持ち込む際には、100ml以下の容器に入れる。
- 液体の入った容器はジッパー付きの透明なビニール袋に入れる。(容量は1ℓまで)
- 容器が入ったビニール袋は1人1袋まで機内に持ち込める。
ハンドクリームや洗顔料なども容量を超えていると、荷物検査で没収となります。
スーちゃんは以前日本から台湾へ向かう際、荷物検査時に化粧水を手荷物のバッグにうっかり入れてしまっていたことに気付きました。
しかし、化粧水の量が100mlはなかったので最初は大丈夫だろうとのことでしたが、化粧水の容器のサイズが180mlのものだったのでNGとなり没収されました。
なので、持ち込む液体やジェルなどが100ml以下でも、容器のサイズが100mlを超えるサイズであれば持ち込むことはできませんので気を付けてくださいね!
刃物は絶対にダメ
機内へは、危険物である刃物の持ち込みは禁止です。
スーちゃんは以前眉切りバサミも没収されましたので、女性の方は化粧ポーチの中も確認しておきましょう。
以前、夫の陳さんの祖父・伯父・義母の3人とスーちゃん夫婦合わせて5人で大阪と京都へ旅行に行きました。
このとき、伯父は初めての海外旅行だったようで、荷物のことやパスポートのことなどいろいろと聞いてくれていました。
出発当日、空港で会った伯父は普段通り落ち着いた雰囲気だったので、問題ないかなぁと思っていたら、出国前の荷物検査で思いきり引っ掛かってしまいました。
なんと、伯父のポケットから出てきたものは(なかなか立派な)サバイバルナイフ!もちろん没収!
機内に刃物持ち込みが禁止ということを伝えていなかった私たちも悪いですが、普段からサバイバルナイフを持ち歩いていることにびっくり!
ブログでも何度か書きましたが、夫の母方は花蓮の原住民ですので、自然の中で暮らしています。
そのため、伯父は普段からナイフで作業することが多かったんだろうなと思います。
同行者の中に初めて海外へ行かれる方がおられる場合は、あらかじめ刃物は持ち込み禁止ということを伝えておいてあげましょう!
水分は頭上の荷物棚へは禁止
水分の入ったペットボトルや水筒は頭上の荷物棚に入れないようにしましょう。
気圧の変化や、機体の揺れによりフタが外れ、中の水分が下に垂れてしまう可能性があります。
実際、台湾行きの飛行機の中で頭上に入れていたペットボトルから水がだだ漏れになり、水をかぶってしまった男性を見ました。
これ、自分の飲み物が本人にかかってしまったなら仕方ないにしても、ほかのお客様をびしょ濡れにさせてしまったら大変なことです!
機内に飲み物を持ち込む際には、頭上の荷物棚には入れないように注意しておきましょう。
各安航空券を探すなら≪エアトリ≫がおすすめ!
日本から台湾への格安航空券を探すなら、≪エアトリ ≫がおすすめです♪
エアトリは航空券代と諸税などを含めた購入金額を一発で確認することができますので、予約段階になって思っていたよりも購入金額が高くなっている….ということを避けることができます。
さまざまな航空会社と料金の比較もできますので、各安航空券をお探しの方はぜひ≪エアトリ≫をチェックしてみてくださいね!
LCCの預け荷物についてのまとめ
LCCでは、空港のチェックインカウンターで受託手荷物を計測する際、予約しておいた受託手荷物量よりもオーバーしてしまった場合には、追加手数料が割高となってしまいます。
割高な手数料を払わないためにも、空港に行く前に受託手荷物の重量を確認し、必要であればネットで追加購入するようにしておくとお得です。
荷物の重さを計量するおすすめアイテムはこちら
海外旅行の際に荷物の中にすっと一つスケールを入れておくと、空港で慌てなくて済むので安心ですね。
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価格:1,080円 |
MAX50kgまで計量できて、カラーも3色から選べます♪
台湾旅行の帰りには、気づいたらお土産をたくさん購入して荷物が増えてしまった!ということがあります。
受託手荷物を予約する際には、余裕を持って予約しお得な料金で済ませるようにしましょう。