みなさんこんにちは、スーちゃんです!
オーストラリアでのワーキングホリデー中に、台湾人の夫である陳さんと交際をはじめ、その2年半後に結婚したスーちゃん夫婦。
国際遠距離恋愛の末、愛を育み、めでたくゴールインしたんだな、と思われるでしょうが、実はスーちゃん夫婦が結婚することになったのは、ある台湾の文化が決め手でもありました。
そこで今回は、スーちゃん夫婦が国際恋愛、国際遠距離恋愛を経て結婚した時のお話を、「台湾の面白い文化」とともにご紹介していきます。
ぜひご覧ください♪
不幸事はお祝い事で吹き飛ばせ!台湾の面白い文化
タイトルにもあるように、実は台湾では、親族が亡くなったら結婚を考えているカップルは“100日以内”に結婚しなければならないのです!
もちろん、結婚の準備がまだまだで、100日以内には結婚できないよっというカップルは、結婚しなくても大丈夫です◎
ただし、100日以内に結婚しないのであれば、その後3年間は結婚をしてはいけないのです。
なんだか理不尽ですよね!100日以内に結婚できないなら、その後3年も待たなければならないなんて。
日本では、反対に「喪に服す」と言って、せめて四十九日が過ぎるまではお祝い事は避けますよね。
台湾では、どうして不幸事の後にすぐ結婚しなければならないのか?といいますと
もちろん、親族が亡くなって家族はみんな悲しみの中にいます。ですが、その悲しみや悪い気というものを、『祝い事』で吹き飛ばそう!という考えから、このような風習が生まれたのです。
明るい気質の台湾人ならではの文化、という感じですね!
【台湾の面白い文化】に習って結婚した話
実はスーちゃん夫婦も、この台湾の面白い文化である、『親族が亡くなったら100日以内に結婚』を守った形となりました。
2016年の夏に、夫となる陳さんの父方の祖母が亡くなりました。
その頃、私はまだ日本で働いていて、陳さんとは国際遠距離中でした。
陳さんとはまだ婚約もしていない恋人の関係でしたが、陳さんや陳さんの家族からも、亡くなられたお祖母様のお葬式に参列して欲しいとのことで、急きょ台湾へ向かうことになりました。
急きょ台湾へ向かうことになったのですが、お祖母様が亡くなったのは台湾の「鬼月」というお盆にあたる時期でした。
なので、お葬式はお祖母様が亡くなられてから1ヶ月後となり、お葬式の日に合わせて私は台湾へと向かいました。
そしてお祖母様のお葬式の後、陳さんのご家族から
「台湾では、親族が亡くなったら結婚を考えているカップルは100日以内に結婚をすることになっている。」「この時期を過ぎてしまえば、二人が結婚できるのは3年後なんだよ。」
という衝撃的なことを話されました。
「えっ!この悲しみに暮れている中そんな話が出ちゃうの?」と驚きましたし、この時すでにお祖母様が亡くなってからすでに1ヶ月も経っていました。
結婚しなければならないという「100日」までおよそ残り2ヶ月、という究極の選択を迫られた状況でした。
先に結論を申しますと、スーちゃん夫婦はこの文化に習い、お祖母様が亡くなって100日以内である3ヶ月後に入籍しました。
最初は、陳さんと100日以内に結婚するのか、3年待つかと話し合ってみましたが、私は「もし結婚を3年待つことになれば、他の国に長期で行ってきてもいいかな?」と提案していました。
この時私は30歳を目前に控えており、ギリギリでまだワーキングホリデービザを取得できる年齢でもありました。
行きたい国は決まってはいませんでしたが、もし行けるなら、またワーキングホリデーでどこか海外に住んでみたいなぁという気持ちがあったのです。
(残念ながら、台湾にはワーホリで住むという考えは一切ありませんでした。笑)
おそらく、私のこの「海外へ長期滞在したい」という提案がさらに後押しとなり、陳さんは100日以内に結婚をすることを決め、プロポーズをしてくれる運びとなりました!
そして、プロポーズを受けた私と陳さんは、2016年10月に日本の私の故郷で入籍し、晴れて夫婦となりました。
入籍後も、私の仕事の関係で数ヶ月は遠距離婚となりましたが、スーちゃん夫婦が無事に100日以内に結婚したことで、陳さんの家族も大喜びとなっていました。
実は、スーちゃん夫婦の友人カップルも、新婦のお父様が結婚式直前に亡くなったのですが、この「不幸事を祝い事で吹き飛ばす」文化に習い、祝い事で悲しみを吹き飛ばすため、予定を変更することなく結婚式を挙げました。
実のお父様が亡くなるなんて、どれだけ辛く悲しかっただろうと思いましたが、新婦である友人は、お祝い事で少しでもみんなを明るくさせなきゃと話していました。
友人の、そして台湾人の前向きな心の持ち方に感動しました。
台湾の面白い文化のまとめ
日本では親族が亡くなれば喪に服し、故人を偲ぶと思います。
しかし、台湾では国民性でもあるのか、いつも楽しくハッピーに生きていたいという思いからか、「不幸事を祝い事で吹っ飛ばす」という風習があることを知り、そうゆう考え方もあるのかと改めて文化の違いを感じました。
でも、この台湾の文化のおかげでスーちゃん夫婦は結婚を後押しされた感はありますが、きっと陳さんは、「スーちゃんと結婚したい!」という気持ちでプロポーズしてくれた...と、思います。
(思いたい!!)